その昔、四国から遊びに来ていた姫が但馬海岸の「ななかます」と呼ばれる海で溺れ死んだ。それ以来、その海を船が通ると、姫の「伊予(現在の愛媛県)や讃岐(現在の香川県)の者なれど今は住む住むななかます」という悲しい歌声が何処からともなく聞こえてきたという。
但馬海岸周辺で「ななかます」と呼ばれる場所が何処なのかは定かではない。
追 記 : R5.01.27 土佐清水市の宗呂下(そうろしも)地区に残る「ナナカマス」の地名は、津波でカマス(スズキ目カマス科の海水魚)が海から3kmも離れたこの場所まで宗呂川を遡って流れてきたことに由来するという。個人的には、この話は地名から起こった後世の付会ではないかと思われる。 また、本州から九州にかけて自生する落葉高木のフサザクラの別名を「ナナカマス」という。フサザクラの生えていた場所にナナカマスの地名が付いたという事も考えられないだろうか。 和歌山県、愛知県に「七釜子」(ななかます)姓の方が居られるが名字の由来については詳らかではない。 #幽霊 #海 #高知県 |