夜道で人を転ばせる妖怪のひとつに、香川県に「足まがり」(香川県高松市屋島西町、同丸亀市綾歌町、同仲多度郡琴南町(現 仲多度郡まんのう町)、同大川郡石田村(現 さぬき市)など)という妖怪の話がある。これは、夜道を人が歩いていると、いきなり綿のようなものが足元にまとわりついてきて、転ばせるのといわれている。また、同じような種類の妖怪として、山道を歩く人の足元に転がって来て噛み付いたり、地面を転がりながら人を追いかけてくるといわれる「槌転(つちころ)び」(鳥取県東伯郡小鹿村(現 東伯郡三朝町)、島根県安来市中津)、地面を転がって来て出会い頭に人を転ばせる「タテクリカエシ」(高知県幡多郡、宮崎県東臼杵郡西郷村(現 東臼杵郡美郷町))、夜道を歩いている人の足に纏わりつくと言われる「すねこすり」(岡山県小田郡、同井原市七日市町、同上房郡有漢町(現 高梁市)など)や「玉のようなもの」(群馬県利根郡糸之瀬村(現 利根郡昭和村))といった妖怪の話がある。そんな人を転ばせる妖怪の伝承のひとつとして、“信州の若旦那”様が祖母様よりお聞きした話として長野県の佐久穂町(南佐久郡佐久穂町)に伝わる「すねむしり」という妖怪についてご投稿を頂いたので、ここに紹介させて頂く。
私の田舎は長野県の佐久穂町というところです。小さい頃田舎で祖母から「すねむしり」という話を聞いたことがあります。
2024.08.29 寝子様(@nekoippaineru)に「すねむしり」を描いて頂きました。(2024.08.30 掲載)
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