俗 信[生活・行動・道具]


俗 信


[生活・行動・道具]


【足 癖】 足癖が悪いと火事になった時に足が動かず逃げられなくなる。



【味 見】 おたまに直接口を付けて味見をすると口が裂ける。



【頭を洗う】 お盆に頭(髪)を洗ってはいけない。



【噓泣き】 噓泣きをすると親が早くに死ぬ。



【噓泣き】 噓泣きをすると親の死に目に会えない。



【鉛 筆】 鉛筆を両端から削ると貧乏になる。

備考:
鉛筆の両端を削る削り方を「貧乏削り」という。この名前からこの様な俗信が生まれたと思われる。
「貧乏削り」という名称は経済的理由から複数本の鉛筆を持てない子供がこのような削り方をしたため「貧乏削り」と呼ばれるようになったとされる。



【お線香】 仏壇やお墓のお線香を消す時、息を吹きかけて消してはいけない。

備考:
仏教では人間の口から出る息は穢れたもの、不浄のものとされているため、その不浄のものを仏様やご先祖様に吹きかけることは失礼な行為であるため。



【お燈明】 仏壇の御燈明(ろうそく)を消す時、息を吹きかけて消してはいけない。

備考:
仏教では人間の口から出る息は穢れたもの、不浄のものとされているため、その不浄のものを仏様やご先祖様に吹きかけることは失礼な行為であるため。



【お墓を指さす】 お墓を指さすと指が腐る。

備考:
失礼に当たる行為を戒めたもの。
沖縄ではお墓を指さしてしまった時は、その指を咥えて自分の年の数だけお墓の周りを回りながら謝るという。



【傘】 家の中で傘を差すと運が開けない。

備考:
ヨーロッパ西部でも室内で傘を差す行為は縁起が悪いとされる。



【傘】 家の中で傘を差すと大雨が降る。

備考:
上記参照。



【傘】 家の中で傘を差すと鼠が荒れる。

備考:
上記参照。



【傘】 傘を燃やすと気違いになる。

備考:
兵庫県赤穂地方の俗信。



【急 須】 急須の蓋をしないままお茶を淹れてはいけない。

備考:
亡くなった人にお茶を淹れる時は急須に蓋をしないことから、生きている人に同様の事をするのは縁起が悪いためとされる。また、転じて、相手に早く死ねと言っていることになるためという。
お墓参りの時に薬缶に蓋をしないことから、急須に蓋をしないでお茶を淹れることも同様の事として縁起が悪いとされたともいう。



【櫛】 落ちている櫛を拾ってはいけない。(祖母、母)

備考:
櫛は古来より神聖なもので魔除けの力があるものと信じられており、それを貸し借りしたり拾うということはよくないとされた。また「櫛=苦死」という語呂合わせから「苦死を拾う」と考えられ、櫛を拾うという事は不吉とされた。



【薬を飲む】 薬は東を向いて飲む。

備考:
東は日が昇る方位である点から、成長、繁盛、生、復活などの意味や象徴とされる事がある。
宮中で屠蘇を飲む時は年少の者から順に東を向いて飲むことが習わしとなっている。
これらに何か関係があるのか。



【靴】 夜に靴をおろしてはいけない。
どうしてもおろさなければいけない時は靴底にすみ(墨・炭)や唾を付けたり、「×」印を書いたり、わざと汚したりする。
(祖母、母、靴屋さん)

備考:
昔は冠婚葬祭の時に新しい靴をおろすことが一般的で、夜に新しい靴をおろすという行為は葬儀や野辺送りを連想させるため縁起が悪いとされる。



【靴】 脱いだ靴をきちんと揃えないと妖怪が来る。



【靴 下】 靴下を履いたまま寝ると親の死に目に会えない。

備考:
亡くなった人に死装束として白足袋を履かせることから、死を連想させるため縁起が悪いとされる。
実際のところ、靴下を履いたまま寝ると熱がこもって足からの熱放出が妨げられ良い睡眠が得られなくなる、熱がこもって水虫になりやすい、靴下の締め付けにより血行不良になるなどの理由で靴下を履いたまま寝ることは健康上良くないと言われている。



【靴 下】 靴下を履いたまま寝ると親が早くに死ぬ。

備考:
上記参照。



【靴 下】 靴下を履いたまま寝ると幽霊が足を摩(さす)りに来る。

備考:
上記参照。



【菜 箸】 菜箸で直接食べると口が大きくなる。



【皿】 お皿を回しながら食べるとお嫁に行けない。



【ザル・カゴ】 ザルやカゴを頭に被ると背が伸びない。(祖母、母)

備考:
主にザルやカゴは調理に使用したり、食べ物を入れたりといった用途で使われることが多いため、それを頭に被るのは衛生的に良くないと言う理由と行儀が悪いという理由からこのように言われた。
ザルやカゴ以外にもバケツや洗面器、レジ袋(近年言われ始めた?)なども同様に言われることがあるらしい。レジ袋などは窒息の危険があるからと思われる。



【ザル・カゴ】 ザルやカゴを被ると背が縮む。

備考:
上記参照。



【写 真】 三人で写真に写ると真ん中の人が早死にする。

備考:
日本に写真が入って来た江戸時代末期、カメラで写真を撮られると魂を体内から吸い取られてしまうと信じられていた。
当時のカメラの性能は今とは比べ物にならないほど低かったため、三人で並んで写真を撮ると中央の人にピントが合い両端の人がボケてしまう。そこで、よりはっきりと写っている人がより強く魂を吸い取られていると考えた事によるという。また、三人で撮影する場合、昔は年長者を敬い(年長者を)真ん中にした。そのため往々にして「真ん中の人=年長者」が一番先に亡くなるためこのような俗信が出来たという話もある。
三人で並ぶとき、バランスを考え一番身長の高い人を真ん中にするため、一番真ん中が高く飛び出したその形が卒塔婆を連想させるためだという話もある。



【写 真】 写真を多くとられた人は影が薄くなる。

備考:
日本に写真が入って来た江戸時代末期、カメラで写真を撮られると魂を体内から吸い取られてしまうと信じられていたためこの様な話が出来たと思われる。
「影が薄くなる」という言葉の意味が、生気が無くなる、存在感が無くなるという比喩的表現なのか、物理的に影が薄くなるという事なのかについては定かではない。(個人的には前者だと思うが)



【しゃもじ】 ご飯をしゃもじから直接食べるとお嫁に行けない。



【食事中に中座】 食事の最中に席を立って歩く子はお嫁に行けない。



【トイレで歌う】 トイレで歌うと音痴になる。

備考:
トイレには厠(かわや)の神(烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう))がいると考えられていることに関係すると思われる。



【トイレの蓋】 (洋式)トイレの蓋を開けたままにするとお金が貯まらない。

備考:
風水?



【トイレの蓋】 (洋式)トイレの蓋を開けたままにするとトレイに籠る悪い水の気が空間に漂い運気が下がる。

備考:
風水?



【鍋】 鍋から直接食べると口が裂ける。



【鍋】 鍋から直接食べるとできものが出来る。



【肺結核】 肺結核に石油を飲む。

備考:
今の様に医療が発達しておらず有効な治療薬や治療方法の無かった時代、結核は死の病と恐れられていた。
石油が結核菌を殺す作用があるという噂があった。勿論、その様な事をすると死に至る可能性がある。
医学博士高杉年雄氏の随想(和44年6月25日)の冒頭に「30年程前、結核に効く薬のなかつた頃、肺にいる結核菌を殺そうとして石油を飲むものが現われて困つたことがある。」と書かれている。
石油やガソリンをコップ一杯飲んだ場合、肉体を構成しているタンパク質が溶解し炎症を起こして死に至りと言われている。人間における灯油の推定致死量は90~120ml、ガソリンの最小致死量は10~50mlと言われている。



【裸でトイレに入る】 裸でトイレに入ってはいけない。(母)

備考:
トイレには厠(かわや)の神(烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう))がいると考えられており、裸でトイレに行くことは神様に対して失礼に当たるため。



【裸でトイレに入る】 裸でトイレに入ると体が臭くなり、臭いが取れなくなる。

備考:
上記参照。



【箸で茶碗を叩く】 箸で茶碗を叩くと貧乏神が来る。



【箸で茶碗を叩く】 箸で茶碗を叩くと鬼が来る。



【箸で茶碗を叩く】 箸で茶碗を叩くと餓鬼が来る。



【表 札】 人の家の表札を集める(盗む)と試験に合格する。

備考:
表札の数を明示していない話もあるが四軒の表札を集めるという話もあり、それは「四軒盗る」(しけんとる)を「試験通る」(しけんとおる)にかけたものだといわれている。



【服を縫う】 服を着たまま針を使う時(綻びを縫う、ボタンを付けるなど)は「脱いだ」と言わないといけない。(祖母、母)

備考:
「脱いだ、脱いだ、脱いだ」と三回唱えるという地方もある。衣類を身に着けたまま針やはさみを使うことは危ないため、針仕事をする人が自分自身に注意を促すためにそのように言ってもらうといった話や、亡くなった人に死装束を着せる時に(装束を)着せたまま縫うことがあるため、生きている人に同様の事をするのは縁起が悪いためとされる。



【服を縫う】 服を着たまま綻びを縫うと着物がなくなる。

備考:
上記参照。



【仏壇に尻を向ける】 仏壇にお尻を向けてはいけない。



【帽 子】 家の中で帽子をかぶるとハゲになる。

備考:
室内で帽子を被ることはマナー違反とされる。また、温かい室内で帽子を被ると頭皮が蒸れ雑菌が繁殖しやすくなり、この様な頭皮環境では抜け毛の発生リスクが高まる。



【枕】 枕を跨いではいけない。

備考:
古くは枕は「魂倉」(みたまくら)と呼ばれ、人の魂は眠っている間は肉体から離れ枕(魂倉)に入っていると考えられていたことによる。「みたまくら」が訛って「まくら」になったと言われる。
能の演目の一つ『枕慈童』(まくらじどう)では、中国の周の穆王の寵童、慈童が誤って穆王の枕を跨いだため酈縣山(れっけんざん、てっけんざん)に流罪となってしまったというくだりがある。



【枕】 枕を跨ぐと出世しない。

備考:
上記参照。



【枕】 枕を跨がれると(枕の持ち主が)出世できない。

備考:
上記参照。



【枕】 枕を踏んではいけない。

備考:
上記参照。



【枕】 枕を踏むと頭が悪くなる(バカになる)。

備考:
上記参照。



【枕】 枕を踏むことは自分の頭を踏むのと同じこと。

備考:
上記参照。



【枕】 枕を蹴ってはいけない。

備考:
上記参照。



【枕】 枕を足蹴にすると出世しない。

備考:
上記参照。



【枕】 枕を投げてはいけない。

備考:
上記参照。



【枕】 枕には神様が住んでいるから、大事にしないとばちが当たる。

備考:
上記参照。







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