こ し ょ う
古 籍


古 籍 三木市の鶯谷交差点の東南角に古い石柱の様なものが残された一角がある。
地面には雑草に埋もれるようにして、錆びてボロボロになった説明板が打ち捨てられるように転がっている。
はたして何人の人がこの存在に気付いているだろう。Y字路の丁度真ん中、車道に挟まれたその一角は誰も顧みる人もなく雑草と排気ガスに埋もれている。

説明板には

古 籍(コショウ)

一 道しるべ
別所長冶(注1.)公ゆかりの地 城山町鶯谷の道しるべ
右 あかし
左 たいさんじ(注2.)(至神戸)
二 橋のらんかん
南北朝時代の武将 楠正茂(ママ)公の古戦場湊川に架られた新橋のらんかん
三 珪化石
二千年前の樹木(美の川(注3.)産)

展示代表者 美樹庭石 厚見五郎

文字も消えかけている解説板 と記されているが、説明板の文字も半ば消えかけている。
歴史的価値という問題もあるのだろうが、地方自治体や教育委員会の指定を受けた史蹟等ではなく、あくまで個人の展示なので保存や修復などの管理はなされておらず、顧みる人も無く放置されてままという現状は残念な事である。

古 籍 : 兵庫県三木市城山町鶯谷 鶯谷交差点

注1. 別所長治 : 三木城主。天正8年(1580)、羽柴秀吉に攻められ2年間の籠城戦の末、別所長治は一族と共に自害、三木城は落城した。
注2. たいさんじ : 三身山太山寺。藤原宇合の開基と伝える天台宗の古刹。兵庫県神戸市西区伊川谷町前開224。
注3. 美の川 : 美嚢川。


参考資料 : 現地解説板(美樹庭石 厚見五郎氏 設置)