と う ご う い
東 郷 井


東郷井碑 かつて神港倶楽部の前庭に清水を湛えた古い井戸があり、傍らに「東郷井」の石碑があった。
土地区画整理事業による道路拡張により井戸は埋められ、今は石碑のみが川崎重工業健保組合会館前にぽつんと残されている。

明治18年(1885)7月、小野浜(神戸市中央区浜辺通一帯)で戦艦「大和」を建造中、時の海軍中佐東郷平八郎が監督として神戸を訪れ、1年ほど神港倶楽部の家に住んでいた。その折、朝な夕なにこの井戸の水に親しんでいたという。
昭和3年(1928)の夏、東郷はこの井戸のため『清水流芳』の扁額を神港倶楽部に寄贈。倶楽部内に掲げられていたという。
その後、昭和5年(1930)に神港倶楽部の有志がこの井戸を記念すべく周囲を改修し、石碑を建て、同年5月19日に除幕式を行った。
「東郷井」は海軍大将 財部彪(たからべ たけし)の命名、碑の書は海軍中将 小笠原長生(おがさわら ながなり)によるものである。

東郷井碑:兵庫県神戸市中央区下山手通六丁目 川崎重工業健保組合会館敷地内


参考資料 : 『*****』 ***** 著 ***** 発行 (****)