河童の手
(The mummy of the Kappa's hand.)


江戸中期、田口長右衛門という武士が馬を川に引きずり込もうとした河童の手を切り落として退散させた。
そのとき残ったのがこの「河童の手」と伝える。
その後、河童が手を返してくれと長右衛門のところに頼みに来たが、すでに手は熱湯につけられていたために河童はあきらめて立ち去ったという。

藤田正登氏 所蔵