ツチノコ? 水槽の中を覗くと、一見普通の黒いヘビにも見えるそれは、体長1.1メートル、胴の直径5センチ、尻尾と思われる部分が14センチほど。腹部を除き全身が黒色で、地元ではこのようなヘビを「カラスヘビ」と呼んでいるらしい。
その姿は、いわゆる胴の太短いツチノコと比べるとかなり細長い姿ではあったが、(ツチノコであるか否かを別にしたとしても)普通のヘビとは少し違った特徴を持っていた。外見的な特徴としては、普通のヘビと違い舌までが黒色で、胴体に比べ頭部が小さく、尻尾と思われる部分が急に細くなっている。
また、発見時には「キィーキィー」と鳴いたとか、転がった等ヘビとは明らかに異なる特徴を見せたという。他にも、毒を持っているようだとか、餌として入れたカエルを全く食べないことからヤマカガシの変異種とも考え難いともいわれる。

私が見た時には、胴も細く尻尾が細くなっているという点以外は普通のヘビのようだが、捕獲時は今よりもかなり胴も太く、尻尾のくびれももっとはっきりとしていたという。
センターで説明をしてくれた人は、「素人判断ですが」と断った上で、威嚇する時に空気等を吸い込んで胴体を膨らませるのでは無いかと言われていた。
町としては今後識者に鑑定や意見を求める予定との事なので、これからの発表が待たれるところだ。

特徴のある尻尾 最後に、私個人の見解として・・・
幻のヘビ、ツチノコは実在すればいいなぁと思います。
ただ、今回美方町で捕獲された“ツチノコ”は、何らかの突然変異を起こしたヘビではないかと考えます。しかし、私自身が確認したわけではないので何とも言えませんが、「キィーキィー」と鳴いたとか、転がったという証言を鑑みると、或いはツチノコと呼ばれる未確認の生物の一種か、ツチノコのモデルになった未確認の新種のヘビなのかも知れないとも思うのでした。