極 私 的 覚 書 [貳]



アメリカのアフガニスタン侵攻(2001)でその名前をよく耳にする「タジク」(タジキスタン共和国)だが、中国と国境を接するこの国は古くから中国と交流があり、漢字では「大食」と表記される。
余談だが、タジキスタンでは1998年7月に駐在中の国連タジキスタン監視団(UNMOT)の秋野豊政務官(48)ら4人が何者かに射殺されている。


平成12年(2000)11月11日、オーストリアのカプルンにあるケーブルカー火災事故の現場となったアルプスのキッツシュタインホルン山(w:Kitzsteinhorn、3203m)の名前はドイツ語でキッツは子ヤギ、シュタインは石、ホルンは峰を表し、子ヤギと石の山というような意味である。
なお、この災害により155名の犠牲者が出ている。


平成13年(2001)8月31日午後2時頃、兵庫県尼崎市武庫川町の取壊し中の家屋の浴室の壁の中からミイラ化した嬰児の遺体らしきものが発見され、通報を受けた警察が出動。
一時、死体遺棄事件かと騒然となったが、間も無くイタチのような小動物のミイラと判明した。


平成13年(2001)10月3日、徳島県徳島市の興源寺(同市下助任町)にある秀吉の家臣、蜂須賀正勝の墓が倒されるという事件が起こる。
8月下旬には側にある小六の妻まつの墓石(五輪塔)の上部4段が無くなっているのを参拝に訪れた近所の人が発見するという事があった2 ヶ月後の事だった。
市教育委員会らが調べたところ正勝の墓石も上部4段が倒され、一部は破損していたという。
徳島東署は窃盗容疑で捜査をしている。


平成14年(2002)6月27日、千葉県柏市の民家脇に祀られていた小祠(高さ140cm、重さ40Kg)を持ち去ろうとしている男性が、通報を受け駆け付けた警察により逮捕された。
男性はオランダ国籍のイラン人、セイエト・アリ・ハシュミ(36)容疑者で、同容疑者は買物カートにこの小祠を乗せ、笹で小祠を覆いカモフラージュして持ち去ろうとしていた。
警察の調べに対し、同容疑者は「(建築資材の廃材と一緒にお社が放置されていたので)持って帰って洗おうと思った」「日本の神様が欲しかった」と供述している。


平成14年(2002)7月4日、JR山陽本線住吉駅(神戸市東灘区住吉本町1丁目)で、時速100Kmで通過中の新快速電車から赤いシャツの男性が(住吉駅の)ホームへ飛び降りるという事件があった。
男性は新快速電車の連結部に隠れていたようで、高速で通過する電車からホームへ飛び降りると転がりながらも起き上がるとそのまま改札を通り行方をくらましたという。


平成14年(2002)7月の第1週、英国ロンドン市内の美術館で鉄パイプを持った男によりサッチャー首相の像の首が叩き折られるという事件があった。


平成15年(2003)1月24日朝7時30分、兵庫県尼崎市にある善通寺(同市寺町3)の墓地が荒されているのを住職の母親が発見し、警察に通報した。
墓地内は古い墓石12基がなぎ倒され、更には遺骨がばら撒かれると言う有様だった。同寺の墓地の被害は昨年12月に墓前の花立150本が引き抜かれた事に始まり、また、今月(1月)18日には墓地内で数人の小学生が目撃されており、警察は器物破損容疑で捜査している。


平成15年(2003)。青森県にあるキリストの墓(同県三戸郡新郷村戸来野月)の上に立っている木製の十字架が何者かによってチェーンソーで切り倒されるという事件があった。


平成15年(2003)12月5日、奈良県明日香村飛鳥にある伝蘇我入鹿首塚といわれる五輪塔に黄色いラッカー様のスプレーで落書きされているのを住民が見つけた。
首塚といわれる五輪塔は鎌倉時代から室町時代の作で、大化の改新で殺害された入鹿の首が落ちた場所に供養のために建てられたという伝説がある。
落書きは正面を除く3面にスプレーで「し、こ、し」といった文字などが書かれていた。


長崎県佐世保市の小6女児殺害事件(2004年6月1日発生)を受け、県教委が県内の小中学生約3600人を対象に「生と死」について尋ねた意識調査で、15.4%が「死んだ人が生き返る」と回答している事を(2005年1月24日)明らかにした。
「生き返る」と思う理由では「テレビや映画などで見たことがあるから」が29.2%、「ゲームでリセットできるから」が7.2%だった。


平成18年(2006)9月9日、山梨県甲府市の甲斐善光寺(同市善光寺3丁目)で墓石や灯篭、地蔵などの計11個が倒されているのを寺の職員が発見し、甲府署に通報した。
市内では先月8月27日から9月5日の間に、2か所の寺院で3基の墓石と2基の灯篭が倒されたことに端を発し、9月7日には甲府市和田町の法泉寺で墓石7基、同9日には同市東光寺の東光寺で墓石13基、また甲州市の恵林寺でも墓石が倒されるという事件が起きている。


平成18年(2006)12月25日、埼玉県越生町黒山の大平山頂近くにある役小角の石像(高さ約160cm)が何者かに壊されていたことが判明。
西入間署は器物損壊容疑で捜査している。
石像は幕末の元治2年(1865)頃の建立と伝えられる。


平成19年(2007)9月12日午前7時半ごろ、兵庫県加古郡稲美町国北の「国北墓地」で、墓石が倒されているのを近隣住民が発見し、自治会から加古川署に通報した。
墓石約250基のうち約60基が何者かによって倒されており、なかには欠けているものもあった。
犯行は11日夜から発見時までの間とみられ、同署は器物損壊容疑で捜査している。
同墓地では今年3月20日にも墓石17基が倒される事件があった。




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